ご挨拶:株式会社プロス住生活研究所 代表取締役 本田 純
家づくりおける環境の変化は、ここ数十年で「激変」しています。
消費者保護から、住宅を様々な観点から具体的に数値化することや財産保全のために、超長期寿命化を目指した住宅。そして自然エネルギーを効率よく活用し快適に生活できる住空間の家など現代の家づくりには、課せられた課題をクリアできるかどうかが「家の価値」品質の差になっています。
ただし、ここで考えなければならない「こと」があると思っています。新築住宅やリフォーム増改築に至るまで、大半は工場生産できないものです。現地調達、現地加工をおこなう「人に、たよった」業界であって一つとして同一のものを作ることがありません。
先に申し上げた通り、制度や物差しが均一化していっても生産現場における技量や技能の差を、制度の物差しだけで埋めることは不可能のように感じています。
最低レベルのことを超えることが重要な要件であれば問題無いのかもしれません
しかし、個人の財産で最大の買い物である「住宅」はそういうわけにはいけません。従いまして、住宅を購入する消費者、そして供給する業者が相互が課題を明確にしてより良い結果につながる様に支援も行なってきました。
我々も実践の中から課題を見つけていくためにビビッドホームやランプショップリリで、住まいに関する活動を行なっております。決して簡単なことではありませんが、より良い家づくりの環境の一助となればとおもいこれからも活動していきたいと思います。